国際口腔インプラント学会「認定医」が在籍
当院には国際口腔インプラント学会「認定医」が在籍しています。
熊澤 亮人
資格・所属学会・団体
- 国際口腔インプラント学会 認定医
- 日本歯周病学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会認定医
- 2017年 KUMAZAWA DENTAL CLINIC 横浜あざみ野 開院
- 2023年 KUMAZAWA DENTAL CLINIC 恵比寿 開院 院長就任
【国際口腔インプラント学会「認定医」とは】
国際口腔インプラント学会「認定医」は、筆記試験に加え、既定のインプラント症例数の提出などの規定をクリアした歯科医師に与えられる資格です。
より専門性の高いインプラント治療をご希望の患者さんは、この資格を保持している歯科医師が在籍していることを選択肢の一つとして考えられるのも良いと思います。
当院のインプラント治療の「コンセプト」
当院では下記の2つをコンセプトにインプラント治療を行っています。
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患者さんの「負担」を軽減する
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「アフターケア」を徹底する
インプラント治療は自分の歯のような噛み心地を得られる一方、外科処置を伴うため、
痛みや
心身の負担を心配される患者さんが多いと思います。しかし、これらの問題は歯科医院側の努力によって解消できることがたくさんあります。
また、インプラント治療は埋入して終わりではなく、
治療後のケアが重要です。なぜなら、ケアが不十分だとインプラントが抜け落ちてしまうことがあるからです。それそれ詳しくご説明します。
患者さんの「負担」を軽減する治療
「切らない/縫わない/腫れない」インプラント治療
インプラント治療は歯肉を切開するのが一般的です。しかし、歯肉を切開すると、痛みや出血に加えて腫れの症状も出るため、患者さんの負担が大きくなります。当院では、これらの負担を軽減するため「フラップレスインプラント」と呼ばれる治療法を行っています。フラップレスインプラントの最大の特徴は「切らない/縫わない/腫れない」ことです。
具体的に説明すると、切開ではなく、歯肉パンチと呼ばれる器具で穴を開け、そこにインプラントを埋入します。そのため、痛みや腫れ、出血を大幅に軽減できます。
通常のインプラント治療とフラップレス治療の比較をしてみました。その違いは下記でご確認ください。
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一般的な方法
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フラップレス
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切開の必要
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必要
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不要
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処置後の縫合
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必要
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不要
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痛み
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ある
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少ない
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腫れ
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ある
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少ない
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処置時間
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比較的長い
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10分程度
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眠っている間に治療が終わる「睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)」
一般的にインプラント治療は「局部麻酔」で行います。当院では、従来の方法に加えて、歯科恐怖症の方や治療時の痛みが不安な方には「睡眠無痛治療」も行っています。
これは、鎮静薬を点滴で投与することで、ウトウトとした状態で治療を受けられる方法です。治療中の「痛み」や「振動」を感じることはなく、多くの患者さんが「寝て起きたら治療が終わっていた」と言われます。
「アフターケア」の徹底
日本歯周病学会「認定医」が在籍
インプラントは人工物のため、埋入してしまえば安心と思っている方もいるかもしれません。しかし、適切なケアをしなければ「インプラント周囲炎」という歯周病に似た症状が起こり、進行するとインプラントが抜け落ちてしまいます。
当院には、「日本歯周病学会認定医」が在籍しているため、これらへの対策も万全です。
「歯科衛生士」による歯磨き指導
当院では「歯科衛生士」による歯磨き指導を行っています。インプラントを長く使用していただくためには、正しいセルフケアを行っていただく必要があります。
当院では、歯科衛生士「担当制」を導入しているので、専属の担当者がインプラントを快適にお使いいただけるよう、しっかりサポートします。
「治療精度」を高めるための取り組み
インプラント治療は外科処置を伴うため、通常の治療以上に精密さが求められます。治療の成功率をより高めるために当院が行っている取り組みについてご紹介します。
CT等の「精密機器」の活用
当院では、「CT」や「マイクロスコープ」を活用し、治療精度の向上に努めています。例えば、CTを活用することで、一般のレントゲンでは見えない顎の血管や神経の位置まで確認できるようになるため、精密な診査・診断が可能になります。
また、マイクロスコープは肉眼の十数倍まで視野を拡大できるため、インプラント埋入時等、繊細さを求められる治療時のクオリティを高められます。
「シミュレーションソフト」で人為的ミスを軽減
オペを正確に行うために「シミュレーションソフト」を当院では活用しています。CTで撮影したデータを専用のシミュレーションソフトに読み込み、インプラントを埋め込む深さ、角度などを確認し決定します。手術に関するデータをさまざまな角度から分析し、オペ時の人為的ミスを防ぎます。
短時間で正確なオペを可能にする「インプラントガイド」
インプラントガイドとは、右の写真のような「マウスピース型」の装置です。この装置には、インプラントを埋入する位置、角度、大きさ、長さなど情報が反映されています。
そのため、空いている穴に沿ってインプラントを埋入すれば、シミュレーション通りの結果が導けます。あらかじめどのように埋入すればいいのか分かっているので、オペ時間を短縮しながら正確なオペを行うことができます。
「世界基準」のインプラントメーカーを採用
当院では、ドイツでシェアNo.1の「カムログ」を採用しています。ヨーロッパやアメリカ、アジアなど、さまざまな国で広く使用されており、その数は今後も増える見込みです。
インプラント本体を人工歯と繋ぐ連結部分の安定性が高く、長期間使用しても人工歯がズレにくいという特徴があります。そのため、噛み合わせの悪化を防ぐことができます。
インプラント治療を「断られた方」へ
外科処置が必要なインプラント治療は、患者さんによっては治療を断られる方がいらっしゃいます。しかし、当院ではケースによっては治療可能な場合がありますので、下記に当てはまる方は一度ご相談ください。
糖尿病/心臓病をお持ちの方
糖尿尿や心臓病、高血圧などの持病をお持ちの方は、インプラント治療を断られることがあります。このような方は、手術中に体調が悪くなったり、、術後の傷の治りが悪かったり、リスクが高いと判断されるからです。
当院では、投薬などで持病がコントロールされていれば、治療を行います。必要に応じて主治医の判断を仰ぎ、また、手術中は生体モニタリングなどで体調を常にチェックしながら治療を進めます。
他院で断られた経験がある方は、お気軽に当院までご相談ください。
顎の骨が「少ない/薄い」方
インプラント治療は顎の骨にインプラント体を埋入するため、一定の骨量が必要になります。そのため、顎の骨が少ない、薄い方は治療を断られるケースがあります。
こうした患者さんには「ソケットリフト」「サイナスリフト」と呼ばれる、骨を増やす処置を行います。それぞれの特徴は次の通りです。
ソケットリフト
増やしたい骨量が比較的少ない場合に行うのが「ソケットリフト」です。インプラントを埋入する穴から補填材を入れて、足りない骨を補います。
傷口が少なく済むため、患者さんの負担もほとんどありませんが、適応できるケースが限られるため、注意が必要です。
治癒期間の目安は約4ヵ月です。
サイナスリフト
サイナスリフトは、増やしたい骨量が多い場合に行います。ソケットリフトとは異なり、インプラントを埋入する穴とは別の場所から補填材を入れます。
大幅に骨量を増やせますが、そのぶん治療期間は長期になり、目安としては約6カ月必要です。
機能性だけではなく、「審美性」にもこだわります
当院のインプラント治療は、安全なオペの実施、噛む機能の回復に加えて、天然歯と変わらない審美性を回復させることを大切にしています。インプラント治療をされる方は、歯周病や長期間の入れ歯の利用で、歯肉や骨が退縮しているケースが多いです。この点を踏まえなければ、天然歯と見分けがつきにくいインプラント治療はできません。そのため、当院では、「歯肉移植術」も行っています。
歯肉移植術(FGG/CTG)
歯周病などで下がった歯肉を回復させる治療です。専門的な話になるので、ここでは簡単にお伝えしますが、上顎の歯茎から歯肉を持ってくる治療法です。
自分の歯茎を移植するため、副作用がないという大きなメリットがあります。この歯肉移植術は高度な技術が求められるため、どこの歯科院でも行っているわけではありません。審美性を回復させたい方はお気軽にご相談ください。